今回は、突如私の胸に形成された『粉瘤』についてお話ししていきたいと思います。
そもそも粉瘤とは何か!?
粉瘤(別名:アテローム)とは、
皮膚下に袋状構造物が生成され、
その袋の中に本来は皮膚から剥がれ落ちるべき
垢や皮脂がたまってしまうことで、できた腫瘍の総称である。
いきなり胸にシコリができた!?
この粉瘤が胸にできたのは今から8年前のこと……。
突然シコリのような丸くて硬い物ができたのだ。
触ったり、突っついたりしても痛みはなく、
本当に皮膚の一部が硬くなったような印象だった。
突然形成されたシコリに驚き、
ネットで検索をしてみると、
どうやら『粉瘤』というらしいことをその時、知った。
しかし、粉瘤というのは手術でしか完治させることができないことも知ってしまい、
手術は嫌なので放置することにしたのだ。
自身の成長と共に育つ粉瘤
それから数年経ち、徐々に大きくなり、
明らかに鏡で見ても、ここにシコリがあることが明確にわかるようになっていた。
大きくなってはいたが、触っても全く痛みはない。
というより、時が経ちすぎ共に過ごす時間が長くなったためか、
ほとんど粉瘤を気にせず過ごすようになっていった。
急に痛み出した粉瘤
半年前より、それまで何をしていても、
全く痛みがなかった粉瘤が、急に痛み出した。
日常生活をしているだけで、常に痛みに襲われるようになり、
ついに病院に行くことを決意した。
ところで粉瘤って何科に行けばいいんだ!?
ネットで色々調べてみたが、どうやら形成外科の分野らしい。
皮膚科ではないんですね。
診断結果は『炎症性粉瘤』
……なんですか!?それは!?
どうやら、粉瘤がの袋が皮膚下で割れてしまうと
皮膚下で化膿してしまい、炎症を起こしてしまうらしいのだ。
先生より、
「薬の服用で炎症を止めることもできますが、
痛いのであれば、手術して摘出した方が、すぐ痛みはなくなりますよ。」
と、手術を推奨するお言葉が……。
私は今日いまから手術するのですかと、恐る恐る聞いた。
先生は笑顔で「はい!」と返答してくる。
いきなり到来!人生初の手術
わかりました。覚悟を決めましょう。
私は人生初の手術をすることに決めた。
手術という名目だけあって、いきなり同意書を記入させられる。
私の心臓の鼓動は恐怖と緊張が相まって、最高潮を記録していた。
そのまま手術台にGO!!
表面麻酔をされ、その後、局所麻酔をされる。
この局所麻酔が本当に痛い。
痛いところに、注射針を刺すのだから痛くないはずないのだが、
一言で言おう。「激痛!!!!!!」
局所麻酔をした後、いざ手術に入るのだが、
顔を横に向けさせられ、患部周辺にはブルーのシートが被せられた。
「では、始めますね。」
この言葉の後、先生はメスを握り締め、手術を始める。
メスで切開された時は、麻酔のおかげで痛みは全くなかった。
看護師さんが一回血圧図りますね〜といい、
いきなり血圧を測られる。
顔が横を向いており、目の前に血圧計があったため見ていたが、
上が160という驚異的な数字を叩き出したことを覚えている。
自己記録更新だ!!(笑)
局所麻酔のおかげで痛みはなかったものの、
先生が患部の中をほじくり出し始めた時、
局所麻酔が効いていなかったのか、激痛が走ったのだ。
ただでさえ痛いところをほじくっているのだから
本当に痛い!!!痛すぎる!!!
痛みを我慢して、約10分程度だろうか。
手術は無事終了した。
手術後の心境
手術室内にあった鏡で患部を見てみると、
胸にあった粉瘤は、ほぼ無くなっており
1cmにも満たない小さな切り口が見えた。
こんな小さな穴に私は恐怖と緊張を覚えていたのか……。
終わってしまえば、大したことなかった手術であるが、
やはり、なんでも最初は怖いし、緊張するものだ。
大仕事を終えたかの如く、清々しい気分で手術を終え、
私は病院を後にした(笑)
まとめ
今回、私の粉瘤は胸にできたが、
粉瘤は誰にでも、どこにでもできる病気とのこと。
また、粉瘤は痛みが出る前に手術をして摘出する方が楽に摘出できるそうだ。
痛みが出て化膿してしまうと、手術時の痛みも増えてしまうから。
早く対処することが、痛みの少ない解決法になるんだなと改めて感じました。
皆さんも、これ粉瘤かなと思ったら、一回形成外科に行ってみてください!
それでは〜〜