本年も必死に記事を書いていこうと心に決めている今度新人です。
2021年新しい年明けと共に、悲惨な事故が起きてしまいました。
今回はスリウィジャヤ航空182便墜落事故についてお話ししていきたいと思います。
事故の詳細
2021年1月9日、インドネシアのスカルノ・ハッタ国際空港から同国スパディオ空港に向かっていたスリウィジャヤ航空182便は、離陸直後にジャワ海に墜落しました。
この機には、乗客50名と乗員12名の合わせて62名が搭乗しており、生存者はいないとされています。乗員が12名というのは、機長と副操縦士の他、客室乗務員が4名と乗務でない勤務のパイロットが6名搭乗していたとのことです。
当該機は、離陸後高度13,000フィート(約4,000m)に向け上昇を開始した。しかし、7,650フィート(2,330m)から10,900フィート(3,300m)付近で機体は右旋回をしながら急降下を始めた。
離陸から4分で機体は急降下し、1分間で10,000フィート(3,000m)も降下している。
その後、航空管制官との交信が途絶えた地点が、スカルノ・ハッタ国際空港から19kmのジャワ海であることから、当該機はその付近に墜落したものと思われる。
事故当日のインドネシアの天候は小雨で、風は西風6kt(かなり弱い風)であった。
事故から呼び起こされる23年前の悪夢
この事故を受けて、現地民の人たちは、23年前に起きたある事件が脳裏をよぎったという。
その事故が、1997年に起きたシンガポールのシルクエアー185便墜落事故である。
1997年12月19日にスマトラ島南部、南スマトラ州を流れているムシ川にシルクエアー185便は墜落した。
高度35,000フィート(約10600m)からほぼ垂直に、音速を超える速度でムシ川に突っ込んだため、ブラックボックス(墜落までの飛行機の経路やコクピット内の音声が記録されている)は地中8mもの深さに埋まっており、飛行機は押しつぶされたアルミ缶のような状態になっていた。
生存者は皆無の状態であり、原型を留めている遺体は6名しかいなかったという大惨事であった。
この事故も、今回と同じく高高度からの急降下で墜落した事故であったため、現地の人たちは、「また機長が意図的に飛行機を墜落させたのではないか?」という疑問が浮かび上がってきたのだ。
事故の詳しい原因はわかっていないため、まずはブラックボックスの回収を最優先に行うべきであり、もし発見できないようなことがあった場合、事故の真相は永遠に闇の中になるかもしれない。
事故から学べること
この地域では、事故が多発している事実がある。
2018年10月にもライオン・エア610便が同海域に墜落している。
この事故の原因はボーイング737MAXの機体不具合での墜落事故のため、パイロットの意図的な墜落ではないが、この海域が呪われていると述べている人もいるとのことです。
バミューダトライアングルも同じような事例が頻発したことにより、付けられた名称であるため、同様のことが起きる可能性もありますね。
もう一点は、パイロットの意図的な墜落事故が近年増えているという事実です。
こればっかりは、どうにも防ぐ方法がないですよね。公共交通機関に乗る際に祈るというのもおかしな話ですが、神頼みしかなさそうです・・・。
パイロットの心身的マネジメントも現在の航空会社の課題とも言えるかもしれません。
まとめ
事故の原因は判明していませんが、今回の事故もパイロットによる意図的な墜落であった場合は、世界的にパイロットの心身のケアについて見直しが行われるかもしれません。
事故が起きた事実は変えられませんが、私は今回の事故がパイロットの意図的なものでないことを祈っています。
それでは〜