日本の航空会社は貨物航空会社も含めて25社あります。
これはグループ会社も含めていますが、日本だけでも25社あるので、世界の航空会社は、軽く1000社は超えてきます。
これだけの航空会社が少なくとも1日1便飛ばしていれば、1000機は上空にいるということになりますよね!!
(実際に上空にいる飛行機の数は、1000機なんかじゃ収まりません。)
これらの航空機をまとめる航空無線で使用されているのが、このコールサインなのです。
コールサインとは何か
コールサインは航空会社を現したもので、便名と一緒に使用されます。
なぜコールサインが使われているかといいますと・・・。
例えば、日本航空が飛んでいたとして、無線で話す人達が皆、好き勝手に日本航空のことを呼んでいては、わけがわからなくなるといった理由から、航空会社名をコールサインというもので統一しています。
なお、このコールサインは世界共通のものであるため、日本だけではなく、世界のどこでも、このコールサインで航空会社は呼ばれることになります。
航空会社社名を取ったものからユニークなものまで存在する
コールサインは実際に、管制官とパイロット間で使用されるものですが、航空会社の社名を取った呼び名から全く関係ないユニークなものまで存在します。
今回は一部の航空会社を抜粋してお話しいたします。
- 日本航空=ジャパンエア
- 全日本空輸=オールニッポン
- スターフライヤー=スターフライヤー
- ピーチアビエーション=エアピーチ
- エア・ドゥ=エアドゥ
- スカイマーク=スカイマーク
社名から取ってきているので、社名のままであったり、ちょっと違ったりするだけですね。
- ソラシドエア=ニュースカイ
- トルコ航空=ターキッシュ
- エアアジア=レッドカップ
- 香港航空=バウヒニア
ちなみに、かつて存在したエアアジア・ジャパンは『ウイングアジア』というコールサインなので、なぜ本家であるエアアジアが『レッドカップ』なのかはよくわかりません(笑)
ソラシドエアは元々の社名がスカイネットアジアであったため、元々の社名が由来となっています。
なお、トルコ航空は別名ターキッシュエアラインズとも呼ぶので、このコールサインは納得がいきますね!!
- ジェットスター・ジャパン=オレンジライナー
- ブリティッシュ・エアウェイズ=スピードバード
- ノックスクート=ビッグバード
- チャイナエアライン=ダイナスティ
以上4選はめちゃくちゃかっこいいコールサインじゃないですか!?
ジェットスターのグループ会社はほとんどが『ジェットスター〇〇』なのに、ジェットスター・ジャパンだけ『オレンジライナー』!!
正直、これは本当にズルいコールサインですね(笑)
チャイナエアラインに『ダイナスティ』と付けられたのは、中国の航空会社と台湾の航空会社を区別するためと言われています。
実際、エアチャイナは中国の航空会社で、チャイナエアラインは台湾の航空会社ですからね!!
エアチャイナ=”中国国際航空”
チャイナエアライン=”中華航空”
まとめ
全世界の航空会社が全世界共通のコールサインで無線では呼ばれています。
航空会社だけ世界共通の名前があるってなんだかかっこいいですよね!!
皆さんも飛行機を見る機会、乗る機会がありましたら、コールサインのことを思い出してみてください。
「あっ!!いまオレンジライナーって言われてるのかな?」とか!!
飛行機に乗ることがまた少し楽しくなるのではないかと思います!!
それでは〜〜