航空会社の悪いニュースは、瞬く間に広がりますよね(笑)どうも今度新人です。
今回は去年発生したJALのグループ会社である日本エアコミューター(JAC)の航空事故についてお話したいと思います。
今回の事故はいつどこの航空会社で起きてもおかしくない事故であるため、最新の注意が必要ですね。
概要
2019年10月に鹿児島空港発種子島行きのJAC3763便は、大隅半島上空を飛行中、局地的な風向・風速の変更によって最大運用速度を超える危険性があったため、機長と副操縦士は減速のため機首上げをおこなった。
機内は客室乗務員による機内サービス中であったため、機首上げによって引き起こされた揺れにより、客室乗務員が1名が転倒。
転倒した客室乗務員は右足を骨折する大怪我をおってしまった。
この事故について運輸安全委員会は航空事故に認定。
JAC社はパイロットに対して、速度超過に近づいた際の操作手順について、座学とシミュレーターによる再教育を実施した。
飛行中の揺れの危険性について
今回は、パイロットの操縦によって引き起こされた揺れが原因で航空事故が起きてしまいました。
飛行機の飛行中の揺れは、タービュランスだけではありません。
パイロットによる操縦でも揺れは生じます。
しかし、操縦による揺れはそこまで大きな揺れではありません。
高度変更に伴う、気流の乱れが原因であることがほとんどです。
この高度変更はパイロットによる操縦で行われますが、実際高度変更の際にシートベルト着用サインを出すことは稀ですね。
そして、この揺れというのは、小さなものから大きなものまで様々です。
雲の中で多く揺れが発生することはわかっていますが、晴天乱気流という全く見えない揺れというものも存在します。
この揺れは車で言う悪路走行に値しますね。
しかし、その悪路走行も飛行機のスピードになると強烈です(笑)
40キロで通過するのと800キロ近くで通過するのでは揺れの次元が違いすぎます。
飛行機の揺れは大きいものになると人体が浮くほどの規模になります。
シートベルトが、いかに大切かがおわかりになるかと思います。
逆に腰のシートベルトをしていれば大きな怪我には繋がらないので、飛行中は常にシートベルトを着用しましょう。
航空事故で一番危険なのは誰か
航空事故認定については運輸安全委員会の判断になりますが、実際に負傷者が出てしまうと航空事故に認定されてしまいます。
航空事故にならない事象で重大インシデントという言葉を聞いたことがある人もいるかと思います。
重大インシデントとは、負傷者は出ていないが、事故に繋がり兼ねない危険な事案に適応されます。
パイロットとCAは事故を起こさないように最新の注意を払い運航していますが、一番怪我のリスクを背負っているのはCAであると思います。
CAは機内サービス等でシートベルトを着用していない時間が長くなってしまいます。
それだけ怪我に遭遇する割合が高いのです。
キレイで優雅に振る舞っていますが、いざという時は保安要員にもなるので、CAという職業は大変ですね。
まとめ
今回はJACの航空事故についてお話をしてきました。
飛行機は飛ぶ以上、揺れることは仕方がないですし、揺れない飛行機はありません。
しかし、揺れたときにしっかり対応できるようにしておくことが、怪我や事故防止につながるのではないでしょうか。
揺れることが怖いという人もいるかと思いますが、揺れることは正常なことなので極度に怖がらなくて大丈夫ですよ。
ぜひ、空を飛ぶ感覚を楽しんでみてください。
それでは~~