新型コロナウイルスの影響により、飛行機の運航便数は激減していますが、航空事故関係のニュースが途切れないと感じている今度新人です。
またまた、航空事故のニュースが入ってきました。
アメリカの航空会社であるユナイテッド航空328便の右エンジンがトラブルを起こし、エンジンの部品が住宅街に落下する事故が起きました。
今回は、この事故の詳細と機体の部品が落下物として地上に落下することの危険性についてお話していきたいと思います。
それでは、いってみましょう!!
事故の詳細
2021年2月20日アメリカ合衆国デンバー空港発、同国ホノルル空港行きのユナイテッド航空328便は離陸後、高度13,000フィート前後まで上昇したところで、右側エンジンが突如爆発炎上した。
これにより、パイロットは緊急事態を宣言。
23分後に出発地のデンバー空港に緊急着陸をした。
この機には乗客229名、乗員10名の計239名が搭乗していたが、この事故によるけが人は出ていない。
なお、エンジンの部品の一部と思われる落下物が、デンバー空港郊外の住宅街に複数落下している。
この部品落下によるけが人もいなかった。
現在のところ事故原因は判明していないが、エンジン内のファンブレードとカウル、インレットが破損し、破損した部品の一部が機体胴体下部に当たり損傷している箇所も見受けられた。
【カウル】
エンジンの回りを囲っている枠のことであり、この枠にファンブレードは守られているため、外から内部を見ることはできない。着陸時にエンジンを逆噴射した時、開く部分もカウルの一部である。
【インレット】
エンジンの口にあたる部分の名称である。吸込口のところにある銀色の縁で、この形状がエンジンに効率よく空気を送り込むのである。
この事故を受けて、国土交通省は同型機で同エンジン(プラットアンドホイットニー社製)を搭載する航空機、全日空19機と日本航空13機を運航停止としている。
飛行機のエンジンについてはこちらの記事を御覧ください。
https://kanimisodays.com/air-plane/air-engin/上空から落下物が落ちてくる恐怖
ここ最近では、羽田空港の着陸に対し、都心上空を飛行して着陸する新しいルートが解禁されたばかりですね!
新しいルートが解禁されて、1時間あたりの着陸数が大幅に増加した結果とは裏腹に、都心部に落下物が落ちるリスクも増加しました。
これは羽田空港に限った話ではありませんが、今回の事故は、今後日本でいつ起きてもおかしくない事故であります。
だからといって落下物に注意を払い続けて生活することもほぼ不可能ですよね。
上見て歩いていても危ないですし・・・。
この世の中に『空飛ぶ鉄の塊』がある以上、ずっとこの危険はつきまとってくるのです。
このような事故を未然に防ぐための点検や整備は、常日頃から各航空会社は行っていますが、それでもゼロにできないのが事故というものです。
ゼロにはできない以上、私たちも日頃から落下物があるということが、意識して生活をしていかなければいけませんね。
まとめ
日本国内でも飛行機からの落下物の事故は度々起こっています。
また、雨の日にタイヤが濡れた状態で離陸し、着陸時にタイヤを出すと同時に氷の塊が地上に落下するという事例もあります。
そのため、基本的に飛行機は海の上空でタイヤを出すように決められています。
海上にいる船に氷の塊がクリティカルヒットもありそうですが、いまだ聞いたことはありません(笑)
我々の頭上には常に鉄の塊が飛んでいるという意識をもって生活することが大切ですね。
落下部品の落下速度はとてつもない速さなので意識したところで避けようがなさそうですが・・・。
それでは~~