飛行機は世界最速の乗り物ですよね。どうも今度新人です。
なかなかビックな話題が出てきましたね!!
ユナイテッド航空がアメリカのブーム・スーパーソニック社の超音速旅客機「オーバーチュア」15機を購入する契約を結んだということです。
詳しく見ていきましょう。
ブーム・スーパーソニック社とは
ブーム・スーパーソニック社は、アメリカのベンチャー航空宇宙企業であり、2017年には日本航空が11億円を出資したことでも有名な企業です。
ロールスロイス社やアメリカ空軍とも関係を構築しており、予定通り超音速旅客機の開発が進めば、2025年には機体が完成し、2026年にテストフライトを実施、2029年から商用飛行開始の計画です。
ユナイテッド航空は安全性、運用性、持続可能性の厳しい要件をすべて満たし次第、購入し、路線投入を行う予定だと言うことです。
超音速旅客機コンコルドが退役に追い込まれた理由
超音速旅客機は2003年に退役した『コンコルド』以来の再来です。
『コンコルド』が退役した理由には、燃料効率の悪さとソニックブーム(衝撃波)、高額運賃というデメリットがありました。
まず、超音速で飛行するには、とても多くの燃料を消費する必要があったのです。
どのくらい燃費が悪かったのかというと、燃料を満タンに搭載して太平洋を横断できなかった(東京からサンフランシスコ)という経緯があり、飛行するルートが限定されていました。
また、ソニックブームと呼ばれる音速に到達した際の衝撃波が問題であり、民家の上空で音速に達すると、民家の窓ガラスが割れる等の被害も出ていました。
つまり、大陸上空では音速での飛行ができませんでした。
(海上で音速に到達し、海上を航海中であった船の窓ガラスが割れる被害もありました。)
そして極めつけは、各航空会社のファーストクラス料金を遥かに上回る高額料金です。
燃費の悪さが相まって、『コンコルド』の搭乗料金はとんでもない高額でした。
そのため、かなりの富裕層以外は、搭乗できないという事態が発生していました。
超音速旅客機「オーバーチュア」とは
コンコルドに似た形の超音速旅客機で、現在の最速航空機の約2倍の速度であるマッハ1.7で飛行することが可能な旅客機です。
まず第一に、上記で述べた超音速旅客機のデメリットは全て払拭するということが、製作のポイントになってきます。
燃料に関しては、100%CO2排出をゼロにする再生可能な燃料を搭載することを明らかにしています。
そして、ソニックブーム対策としても、抑制するための新しい技術開発を進めているというのです。
しかし、これらの詳細はまだ発表されていないので、今後の情報に期待したいですね。
また、燃費効率を向上させることで、『コンコルド』が不可能であった太平洋横断も可能になります。
現在、7時間かかるニューヨーク〜ロンドン間を3時間半、成田からサンフランシスコまで10時間かかっていた路線が6時間で飛行可能となるのです。
まとめ
夢の超音速旅客機復活という楽しみな情報が出てきましたね。
かつての『コンコルド』は燃料の関係から限られた路線のみの運航でしたし、搭乗料金も考えられないほど高額でした。
音速での移動は、このさきの未来では日常になっていくのでしょうか。
航空機産業は、大量輸送の時代から、効率輸送の時代に変わり、音速輸送の時代へと移り変わっていくのですね!!
これからの移動手段に期待していきたいです。
それでは〜〜