航空業界といえば、去年まで就職したい就職先ランキングで必ず上位に入ってきていた業界ですね。
なぜ、航空会社は人気なのか。
そして航空会社はどのような仕事をしているのか。
これから航空会社に就職したいと考えている方に、少しでも参考になればと思います。
なぜ航空会社は人気の就職先なのか
やはり最初に考えられるイメージは『華やかである』とか『かっこいい』というイメージかと思います。
海外に行く主な移動手段が飛行機である現代は、『飛行機は特別なもの』、『旅行の代名詞』、などと言った印象からそこで働くことは憧れであり、自身の夢になっているのではないでしょうか。
実際に、航空会社と言っても仕事は多岐に渡ります。
- パイロット(運航乗務員)
- キャビンアテンダント(客室乗務員)
- 運航管理者
- グランドスタッフ(地上係員)
上記で紹介した業務が皆様が考える航空会社の主な仕事ではないかと思います。
実際に、パイロットは高給取りで、何百人もの命を預かり目的地まで飛行機を飛ばします。
華やかでかっこいいですよね〜。
キャビンアテンダントは、容姿端麗で機内という非日常空間で接客と保安業務を行います。
華やかでかっこいいですよね〜。
運航管理者は、地上のパイロットと呼ばれており、フライトプランや燃料搭載量などをパイロットと共に決定し、連絡を行う人です。
実際に飛行機をどうやって飛ばすかのプランを作っているのは、パイロットではなく、運航管理者なんですね!!
華やかでかっこいいですよね~。
グランドスタッフは『空港』という普段使用しない特別な空間でお客様の接客をします。
華やかでかっこいいですよね〜(笑)
ここだけ見れば確かに航空会社は華やかでかっこいいかもしれません。
しかし、航空会社に総合職として就職した場合は少し業務が異なるかもしれません。
総合職として航空会社に入社した際の業務
上記4つの仕事は専門職であり、その仕事をずっと続けていきたい場合は、総合職として入社してはできません。
運航管理者は社内配属によって、従事できるチャンスがあるかもしれません。
基本的な研修としてキャビンアテンダントとグランドスタッフは経験できるかもしれませんが、長くても2年程度です。
そこから先は航空会社の運営の仕事を任されることになります。
では、航空会社の総合職が行う仕事とはどのような業務なのか?
- 航空局への対応
- 規程維持管理
- 安全運航の維持に関わる業務
基本的にはこのような業務です。
航空会社は航空局の了承の元、飛行機を運航できています。
そのため、定期的に本社にも監査が入りますし、新規就航、規程改定の際も航空局の承認が必要になるのです。
また、飛行機は数多くの規程に定められた手順に従って運航していますので、運航手順を変更する場合などは、全て規程を改定しなければならないのです。
この規程改定は、航空局の承認が必要なものもあり、改定するのに3ヶ月以上かかることもあります。
飛行機は安全に目的地まで飛んで当たり前の公共交通機関です。
安全に飛ばすために、パイロットだけではなく、航空会社社員も脅威を無くす努力を日々おこなっています。
実際に航空会社は安全に対して重きを置いているため、安全に特化して業務をする部署があったりもします。
このように航空会社社員は基本的に裏方で安全運航を支えているのです。
まとめ
航空会社に就職する際は、まず自身がなんの業務をおこないたいか検討してください。
グランドスタッフをやりたいと思っている場合は、航空会社ではなく空港のグランドスタッフ専門の会社に、就職した方がいい場合があります。
また、航空会社総合職の仕事は上述したとおり、全く華やかではありません。
基本的には裏方で、主役である飛行機の運航に直接関わる人達を陰で支える業務になります。
それでも、裏方が居なければ飛行機は飛ばすことができません。
地味な仕事にはなりますが、パイロットのように絶対に必要な仕事でもあります。
『主役になりたいか?』、『裏方になりたいか?』この2択の選択肢を提示された際に自身はどちらを選ぶかを考えてみてください。
それでは〜〜