海外に旅行に行ったが、入国拒否!!
なーんて経験をした人は、恐らく少ないと思います(笑)
普通の人は大体が入国できますから!!
しかし、航空会社に勤務していると、入国拒否旅客に出会う機会は多いのです。
今回は入国拒否になる人と、入局拒否になるとどうなるのか、これらについてお話ししていきたいと思います!!
入国拒否になる人
普通の人は、滅多に出会う機会がないかと思います入国拒否旅客。
しかし、結構多いんです!
1週間で平均5人ぐらいは入国拒否になっています。
- ビザ無し旅客
- 不法就労者
- 宿泊場所無し旅客
- そもそも入国拒否者
やはり多く目立つのは『ビザの有効期限切れ』の旅客ですね。
これは、出発国でもしっかりとチェックしていますが、電子データではなく、紙媒体でパスポートに貼り付けられていることが多く、有効期限を見落としてしまうケースがあります。
現在、日本入国に対してビザを免除している国は68カ国ありますが、それ以外の国は入国に対してはビザが必須です。
ビザ無しの旅客はどうしても入国拒否になってしまいます。
また、意外と多いのが『不法就労者』です。
日本で働こうと思っているのに就労ビザを取得していない人達ですね!!
日本に来る目的を入管職員(入国審査場の職員)に聞かれた際、「旅行」と回答しているのに滞在期間は3ヶ月と回答していたり……。
入管職員の質問に対し、曖昧な返答をすると、別室に呼ばれさらに詳細を聞かれることになります。
こうなると入国拒否になる確率はかなり上がりますね!!
もちろん返答によっては、入国できる場合もありますよ!!
明らかに旅行しにきてないでしょ!!と外見からわかる人もいたりします。
入国拒否になるとどうなるのか
基本的には強制送還(強制帰国)です。
例外として日本で勾留措置が取られる場合もありますが、これは日本で犯罪歴がある場合に限られるので、ほとんどありません。
入国できなかった旅客は、帰国便を予約し、基本的に翌日帰国となります。
この際、次の日までは、空港内にある勾留施設(ホテルのような場所)に入ります。
そして外出は一切許されず、ドアには警備員が配置されます。
このように厳重に管理され、旅客はただ帰国便の出発を待つだけになります。
また、帰国航空券代と警備代は旅客負担となるため、かなりの高額請求になります。
基本的には輸送してきた航空会社に責任があり、帰国まで航空会社が責任を持つことになりますが、イギリスから来た南アフリカ人などは直行便の帰国便がないため、航空会社で乗り継ぎの航空会社まで探すことになります。
強制送還された旅客は再入国できるまで、1年〜10年の入国拒否期間が設けられてしまいます。
- 出国命令により出国した者は1年間入国拒否
- 強制退去させたれた者は5年間入国拒否
- 何度も強制退去させたれた者は10年間入国拒否
何度もというのは入れないのがわかっているのに入国しようとした人ですね!!
日本は一度入国拒否を言い渡されると再入国が厳しい国でもありますので、ビザ切れなどは注意が必要ですね!!
特例ではありますが、過去に日本での犯罪歴があり、無期限で日本入国禁止となっていた旅客に遭遇したこともあります。
まとめ
日本の入国についてお話をしましたが、日本人の皆さんが海外に旅行などで行かれる際も注意が必要な話です。
万が一旅行先で入国拒否になってしまった場合は、しっかりと事情を入管職員に伝えることが重要であると思います。
それでは〜〜